2007年9月3日月曜日

ミミズコンポストとは

ミミズコンポストとは一言で説明するとシマミミズを使って家庭から出る生ゴミを良質の堆肥を作る方法です。一般に堆肥造りは規模が小さいほど難しくなりますが、ミミズコンポストはミミズを飼うための容器を置くスペースさえあればベランダでも簡単に始めることが出来ます。

ミミズコンポストの仕組み


シマミミズとフトミミズ


ミミズコンポストを始めようと思ってミミズを探しに畑や公園に行って捕まえてきても残念ながら生ゴミは食べてくれません。日本で普通見かけるミミズはフトミミズといって地中に巣穴を掘り、土を有機物とともに飲み込んで畑を耕すのが得意なタイプです。

庭にいるフトミミズはミミズコンポストには向きません

一方ミミズコンポストで使うミミズはシマミミズと呼ばれ、土壌には潜らずに地表に堆積した落ち葉や枯れ草と地面の間に生息し有機物を食べます。堆肥の下など有機物の多い場所を特に好んで生息しています。こういった性質を利用してミミズコンポストとして使います。

生ごみを食べるシマミミズは赤いシマシマが特徴

エサやり


ミミズコンポストとは簡単に説明するとシマミミズにエサをやり、生ゴミを食べてもらうことです。処理できるものはシマミミズが食べることの出来るもの、処理できる量はシマミミズが食べる量ということになります。

シマミミズは一日に体重の半分の量の生ゴミを食べます。典型的な4人家族の家庭から一日に出る生ゴミの量は約700グラムといわれますので、約1.5キロのシマミミズがいれば生ゴミを食べてくれる計算になります。

1.5キロのシマミミズは約3000匹。シマミミズ500グラムで4000円ほどしますので1.5キロともなると結構な出費です。でも大丈夫、シマミミズは条件さえよければ1年で10~30倍以上に数を増やします。でも生活環境に合わせて自分で個体数を調節するので増えすぎて困ると言うことはありません。というよりもある程度増えてくると、実際にそれ以上増やすのは困難です。まずは1000匹(500g)くらいから始めるのがいいでしょう。

ミミズコンポストの収穫


ミミズコンポストを始めて数ヶ月から半年もすると容器の中にミミズの糞がたまってきます。慣れるまでは見分け方が難しいですが、小さな粒状の土のような物質が増えてきたらいよいよ収穫です。

ミミズの糞は実は最高級の肥料であり土壌改良材の一つです。人工的に合成された化学肥料には及びませんが、窒素・リン・カリがバランスよく含まれ(与えるエサに依存します)、また多くの微生物を含んでいて、植物の栄養を提供するだけでなく、土壌の団粒化などを促進する効果があります。

収穫したミミズコンポストは他の堆肥のように熟成させる必要が無く、緩効性の肥料としてすぐに植物に与えることが出来ます。成分はエサや水分量によっても異なりますが1-1-1程度(数字は重量に対して肥料・堆肥成分が何%含まれているか)なので、土に混ぜるときは8-8-8配合肥料の規定量の8~10倍位の量を大胆に与えます。元肥として土の10分の1くらい混ぜ込んだり、マルチング材として使うのもいいです。

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