2007年9月10日月曜日

参考図書

生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方―ミミズコンポスト完全マニュアル
生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方―ミミズコンポスト完全マニュアル佐原 みどり 中村 好男

ヴォイス 2000-08-01
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だれでもできるミミズで生ごみリサイクル―ミミズに学ぶ環境学習
だれでもできるミミズで生ごみリサイクル―ミミズに学ぶ環境学習メアリー アッペルホフ Mary Appelhof

合同出版 1999-12
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みんなでためすミミズコンポスト・マニュアル―学校・地域で学ぶリサイクル
みんなでためすミミズコンポスト・マニュアル―学校・地域で学ぶリサイクルビネー ペイン Benet Payne

合同出版 2002-02
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ミミズと土と有機農業―「地球の虫」のはたらき
ミミズと土と有機農業―「地球の虫」のはたらき中村 好男

創森社 1998-09
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ミミズと土 (平凡社ライブラリー)
ミミズと土 (平凡社ライブラリー)チャールズ ダーウィン Charles Darwin

平凡社 1994-06
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みみずのカーロ―シェーファー先生の自然の学校
みみずのカーロ―シェーファー先生の自然の学校今泉 みね子

合同出版 1999-08
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ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)
ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)新妻 昭夫 杉田 比呂美

福音館書店 2000-06-01
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ブロンズ新社 2009-02
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教授とミミズのエコ生活
教授とミミズのエコ生活三浦 俊彦

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2007年9月9日日曜日

困ったときは?

生ゴミ処理といってもミミズは生き物です。ときに人間の思い通りにならないときがたくさんあります。ペットの飼い方、植物の育て方に唯一の正解が無いようにミミズコンポストにも正解はありません。ミミズコンポストを始めて1年くらいは様々な問題に直面するかもしれません。そんなときは一人で悩まずに先駆者に教えを請いましょう。

ミミズコンポスト振興会の掲示板では多くのミミズコンポストを実践している人たちによる活発な議論が展開されており、質問に対してアドバイスをもらうことが出来ます。ためになる質問も多いので非是一度訪れてみてください。

2007年9月8日土曜日

虫がわいた - アメリカミズアブとの戦い

春先から梅雨にかけてはミミズの繁殖シーズン。温暖な気候と相まってミミズコンポストは一年でもっとも賑やかな時を迎えます。生ゴミの処理量も増えミミズコンポストが安定してきたとほっとする頃なのですが。。。

ところが、前の週まで元気に生ゴミを食べていたミミズたちが急に姿と見せなくなることがあります。そしてその変化はいつも急にやってきます。まずはエサが減らない。いやな臭いがする。ミミズが表面近くで見られなくなる。試しに軽く掘ってみるとそこにいるのはミミズではなくて多量のウジばかり。堆肥作りをしている人なら誰でも経験のあるアメリカミズアブの大発生です。

アメリカミズアブ


アメリカミズアブ。英語で"Black Solder Fly"と呼ばれる帰化昆虫です。体長20mmほどの中型のアブで人を刺したりすることはありません。繁殖力が強く生ゴミ・獣糞などに産卵し大発生することがあり、特にわずかな発酵臭を頼りにコンポストに産卵するので手法を問わず生ゴミ堆肥を作っている人からは目の敵にされているアブです。

一度に数十から数百の卵を産卵します。また長い産卵管を使って成虫が入れないような隙間にも卵を産み付けることができます。卵のうちに駆除するのが一番確実です。


旺盛な食欲で生ゴミを食い荒らすだけでなく、悪臭を伴う液状化した糞でコンポストの環境を悪化させます。アメリカミズアブが発生するとミミズの多くはコンポストの下層に避難しエサを食べなくなってしまいます。ミミズに生ゴミを食べてもらうミミズコンポストでは致命的な出来事です。

繰り返し産卵されると、数千匹のアメリカミズアブの幼虫がコンポストを占領してしまうこともあります。こうなると元気なミミズを救出し、コンポストをリセットするほかありません。


アメリカミズアブが発生してしまったときはベテランでもかなりショックを受けるものです。ただ放っておいても改善しませんので、なるべく早く対策を取る必要があります。

アメリカミズアブを取り除く


アメリカミズアブの幼虫がいる限り、ミミズコンポストの中は液状化した糞でかき回されどんどん状況は悪化していきます。そこで何らかの手段で取り除かなければなりません。

割り箸で取り除く:もっとも原始的です簡単な方法です。私は面倒ですがいつもこの方法です。ガーデニング用のミニ熊手でかき回しながら片っ端からアメリカミズアブの幼虫を捕まえていきます。だいたい200匹も捕まえると飽きてきます・・・

罠を仕掛けて取り除く:アメリカミズアブの幼虫はミミズと比べるとエサに集まってくるのが早いです。そこで罠を仕掛けてアメリカミズアブの幼虫だけを一網打尽にしてしまおうというのがこの方法です。一匹ずつ捕まえるのと違って精神的にもかなり楽です。

簡単なのはミカンのネットなどに新鮮な生ゴミを入れて、ネットごと埋めておきます。数時間から半日くらい経ったところで引き上げるとたくさんのアメリカミズアブの幼虫がネットの中に入り込んでいますので、ネットごと処分します。

次はバスケットトラップ。ミミズにエサやっていますのMakikiさんが考案した方法です。目の粗い100円均一などで売っている小さなカゴにエサを入れ、ある程度アメリカミズアブの幼虫が集まってきたら回収して処分。これを数日の間繰り返します。参考:バスケットトラップでアメリカミズアブの捕獲

最後の手段リセット:もはやアメリカミズアブの幼虫だらけになって我慢ならん・・・というところまで追い詰められたときはミミズを救出して、新しくミミズコンポストをセットアップし直してしまう方法があります。ミミズコンポストの詰め物も新しくなるので、アメリカミズアブの心配はしばらくありません。しかし再びミミズコンポストとして順調に稼働するようになるにはかなりの時間がかかりますので、被害との兼ね合いで本当にリセットするか考えてください。

アメリカミズアブに退散してもらうために


アメリカミズアブなどのハエ・アブの仲間は産卵場所を探すときに発酵臭を頼りにやってきます。好むのは嫌気発酵したときの腐敗臭です。なので予防策としては


  • エサをやり過ぎない(腐敗させアメリカミズアブが産卵にやってきます)
  • エサの内容に注意(肉類が多いと腐敗しやすく、産卵される危険が高まります)
  • エサをやや深めに埋める(エサを露出させないようにして、腐敗臭を防ぎます)

もし産卵されてしまったら


  • できるだけ卵のうちに取り除く
  • 速やかにアメリカミズアブの幼虫を取り除く
  • 腐敗の原因となるものを取り除く

アメリカミズアブの幼虫を取り除いても、その原因を解決しなければまた産卵されることの繰り返しになります。一度アメリカミズアブを見つけたらまずは原因を考えてみましょう。多くの場合は水分過多で「ツーン」とした臭いを放っている塊があります。ひょっとすると表面全部がそうなっているかもしれません。

有効な対策は臭いの元を断ってしまうことです。臭いを放っている塊を全部取り除いて、空いたスペースに改めてピートモスや牛糞堆肥を入れてやることでアメリカミズアブにとって産卵に適した環境ではなくなり、再度産卵される可能性が低くなります。

一方で取り除いた部分を捨てる場所がないような場合は、水分過多の塊をシャベルやミニ熊手でなるべく細かくして(意外と大変です)、倍以上の量のピートモスや牛糞堆肥としっかりと混ぜ込みます。こうすると嫌気発酵していた部分に十分に空気が行き渡るようになり、腐敗臭が押さえられるようになります。

アメリカミズアブの産卵は1回ならさほど恐れるものではありません。怖いのは繰り返し産卵されることです。1回に数百の卵を産卵するので、数回産卵されるだけであっというまに1000匹以上のアメリカミズアブの幼虫が出現します。そこで一回目の産卵があった時点で「なぜ産卵されたのだろう?」と考え、原因を取り除くことが重要です。

有効なアメリカミズアブ対策は以下の繰り返しにつきます。


  • 常に産卵されていないか観察
  • 産卵されていたら卵を取り除き、産卵の原因を考える
  • 原因を特定したら、その原因を取り除く

それでもアメリカミズアブの幼虫に悩まされるというときは、ミミズコンポスト振興会の掲示板で相談してみてください。経験豊かなベテランたちがいろいろとアドバイスをくれるでしょう。

2007年9月7日金曜日

エサのやり方

ミミズ箱が出来たら次はエサやりです。エサはもちろん家庭から出る生ゴミ。たいていの調理くずはミミズのエサにすることが出来ます。ミミズの食べるもの食べないものはこのページの後半で。

エサの準備


台所で出てくる調理くずは三角コーナーに入れずに、とりあえず保管容器に取り分けておきます。こうすることで水や洗剤がかかることを防ぎます。また生ゴミを保管する容器は密閉してはいけません。密閉すると腐敗して悪臭を出します。生ゴミは蓋をせずに空気に触れるようにしておくと実は意外と臭わないのです。白いカビが生えることがありますが、生ゴミを分解する微生物で害はないので安心してください。

数日とはいえ、やはり生ゴミを保管するのは気になるもの。そんなときは刻んだ後に新聞紙で包んで平べったくして冷凍してしまうのも手です。こうすると夏場でも臭いを気にせず計画的にミミズにエサやりが出来ます。エサやりのときに解凍する必要もありません。また冷凍することで生ゴミの細胞壁が破壊されてミミズや微生物が食べやすくなるというおまけ付きです。
取り分けた生ゴミは出てきたときに小さく刻んでもいいですし、ミミズ箱に入れるときにまとめて刻んでもかまいません。卵の殻は「くしゃっ」とつぶす程度でいいです。


シマミミズの食欲


シマミミズは一日に体重の半分の量の生ゴミを食べます。典型的な4人家族の家庭から一日に出る生ゴミの量は約700グラムといわれますので、約1。5キロのシマミミズがいれば生ゴミを食べてくれる計算になります。

1.5キロのシマミミズは約3000匹。シマミミズ500グラムで4000円ほどしますので1.5キロともなると結構な出費です。でも大丈夫。シマミミズは条件さえよければ1年で10倍以上に数を増やします。でも生活環境に合わせて自分で個体数を調節するので増えすぎて困ると言うことはありません。

シマミミズの好き嫌い


シマミミズが食べてくれる生ゴミの量は分かりました。ではどんなものを好んで食べてくれるのでしょうか?

ミミズコンポストに入れてよいもの
  • 果物の皮(メロン、スイカ、リンゴなど。甘いものが好きです)
  • お茶殻、コーヒーかす(天然素材であればティバッグやフィルターも食べます)
  • 調理くず(調理中に出る野菜くずなど)
  • 草花・花殻(切り花などで農薬が使われていそうなものは避けましょう)
  • 紙くず(クレジットカードの明細やレシートをシュレッダーにかけたもの)
  • 掃除機のゴミ(意外かと思われますが、掃除機のゴミの大半はハウスダストと砂埃です。プラスチックや金属が混ざっていなければミミズが食べてくれます)

ミミズコンポストに入れてはいけないもの
  • 油(少量の油を紙にしみこませたり、お皿を拭いたキッチンペーパならOK)
  • 液体(水がたまるような状態になると生ゴミが腐り、ミミズも死んでしまいます)
  • 辛いもの、塩分の濃いもの(味付けの濃いものばかり入れるのは避けましょう)
  • 洗剤のついたもの(ミミズにとって有害なので避けましょう)
  • プラスチック・金属など(有機物以外は食べません)
  • 木材・枝(ミミズは歯がないので木質化したものは食べられません)

ミミズコンポストに入れられるけれども注意の必要なもの
  • 柑橘類(殺虫剤に使われるDリモネンが有害だといわれています。食べないわけではないので少量ずつ試してみてください)
  • 粉類(小麦粉や米ぬかは水分を含むと固まったり発熱するので、少量ずつ様子を見ながら入れてください)

エサのやり方

シマミミズには歯がないので生ゴミを直接食べることが出来ません。様々な微生物によって柔らかくされた生ゴミを微生物ごと飲み込みます。そのためミミズコンポストに入れる生ゴミはなるべく小さく刻んでから入れた方が早く食べてくれます。エサやりのためにフードプロセッサを使っている人もいます。

またエサのやり方も様々。細かく刻んだ生ゴミをまんべんなく全体に広げる人もいれば、数カ所に分けて穴を掘り、今日はここ、次回は別の場所と順番に埋めていく人もいます。私は全体を4つに分けて、順番に時計回りにエサをやっています。元の場所に戻ってくる頃にエサが食べ尽くされているようであれば順調な証拠です。

エサのやり方もいろいろ、たとえばミミズ箱を4つに分けて順番にエサをやります



充分な数のミミズが活躍しているのならまんべんなく全体に散らしてもいいです


エサをやったら、表面をシュレッダーくずや新聞紙を細く裂いた物で覆います。これは生ゴミを覆うことで小バエなどが近づくのを防ぐのと、余分な水分を吸わせてミミズ箱の環境を整えるのが目的です。また紙類は炭素の供給源として、バランスのよい堆肥を作るのにも役立ちます。

シュレッダーくずは虫除けと水分調整のために入れます。紙類もミミズは食べてしまいますので、適時補充します。


窒素と炭素の関係


窒素が植物の生長に必要なのはよく知られています。では何で炭素が必要なのでしょうか?

生ゴミを投入すると真っ先に微生物(カビ)が糖分やアミノ酸を栄養に繁殖して生ゴミの分解を開始します。この微生物が繁殖するために窒素1に対して炭素20~30が消費されるのです。このときに炭素が足りないと余った窒素が水に溶けてアンモニウムイオンになり、気化してアンモニアとなり悪臭を発生します。

ミミズは口に入る小さな物ならそのまま食べてしまいますが、大きな生ゴミは微生物によって柔らかくしてからでないと食べられません。ミミズコンポストはミミズだけでなくて多くの微生物との共生で成り立っているのです。でも微生物だけで有機物を分解しようとすると1ヶ月から半年、長ければ1年以上かかりますが、ミミズの体内で消化してもらうとそれが1日でできあがります。ミミズってすごいです。

2007年9月6日木曜日

ミミズコンポストの作り方2 - フロースルー編

世の中には不思議なことを思いつく人がいます。普通のミミズ箱では容器の上から生ゴミを投入して、ミミズの糞がたまってくると一度取り出してミミズをより分けながら回収しなければなりません。これはとっても面倒。そこで下から回収することを思いついた人がいました。

思い出してください。シマミミズは「土壌には潜らずに地表に堆積した落ち葉や枯れ草と地面の間に生息し、有機物を食べます」。つまりシマミミズはあまり深く土の中に潜りません。経験的に50cm程度の深さがあれば、底が無くてもミミズが落ちることはないようです。

フロースルーミミズ箱の原理はミミズにエサやってますを参考にしました。

これが底なしのミミズ箱を支えるロープスタンドです。

このロープスタンドの上に底なしの箱を載せて使います。ロープはミミズ箱の詰め物が一度に落ちてこないように支える役割があります。

このロープのおかげでミミズコンポストを下から回収できるようになります。


ロープスタンドに載せるミミズ箱は50cm以上の高さのある物なら何でもいいです。木の箱でも緑のコンポスト容器でも何でも使えます。


フロースルーのミミズ箱を上から覗くとこんな感じです。

詰め物を入れる前に底に紙を敷いてください。紙は自然に分解して無くなりますが、その頃には詰め物が適度に圧縮されて紙が無くなっても落ちなくなります。


詰め物を入れた直後の底の様子です。


セットアップして一月も経つと底に敷いた紙は自然に分解してしまいました。あとは底から園芸用のミニ熊手で掻き出せばミミズコンポストを回収できます。


もしミミズが落ちてしまったら、あわてず上に戻してやりましょう。

2007年9月5日水曜日

ミミズコンポストの作り方1 - プラスチック容器編

前のページでお手軽ミミズ箱に挑戦された方は、今度は本格的なミミズコンポスト造りに挑戦しましょう。このページではまずどこででも売っているベランダストッカーを使ったミミズコンポスト造りを説明します。

まずはミミズ箱として使うための容器を用意します。

基本的には深さが30~45cm程度の不透明な容器であれば大丈夫です。深さよりも表面積が広い方がより多くのミミズを飼うことができ、またたくさんの生ゴミを処理することができます。


次に排水のための穴を開けます。

生ゴミの90%は水分です。そうとは知らないうちに底に水がたまり環境が悪化することがあります。そんなことにならないように、小さな水抜きの穴をいくつか開けておきます。


水抜きの穴は、がんばってたくさん開ける必要はありません。ようは水がたまらなければいいのです。ただし数ヶ月以上詰め物を交換しない場合は、底の方が過湿で嫌気状態になってしまうことがありますので、適度にミミズ堆肥を収穫するか、水抜きの穴を多く開けるか、使い方に応じて調整してください。

密閉度の高い容器の場合は蓋にも換気用の穴を開ける必要な場合があります。今回は換気用の穴は開けませんでした。もししばらく運用してみて必要と感じるならそのときに開けても遅くはありません。

換気用の穴は虫の出入り口にもなりますので、開けすぎないように注意しましょう。


排水孔からは余分な水分が排出されます。そのためブロックやレンガなどでミミズ箱を浮かせ、受け皿を置いてください。

この排水は英語で"Compost Tea"と呼ばれ、液肥として使うことが出来ます。適当に薄めて使ってください。市販の液肥と違い有機物を多く含んでいるので長期間保存が出来ません。なるべく早く使い切ってください。


ミミズの住みかとなる詰め物を入れます。

牛糞堆肥・ピートモス・ココナッツ繊維などがお勧めです。どれでも入手しやすい物を使ってください。ホームセンターや100円ショップで売っている圧縮ピート(水で戻して使うピートモスやココナッツ繊維)が使いやすいです。

ミミズは湿ったところでしか生息出来ませんから、軽く握って水がたれない程度に湿らせておいてください。


最後にミミズを入れて完成!

ミミズは通販を利用して500g(約1000匹)程度を入手して始めるのがお勧めです。釣りエサ用のミミズでも構いませんが、数が少ないので軌道に乗るまでに数年かかるかもしれません。


シュレッダーくずや新聞紙を裂いた物をかぶせておくと、ハエなどの産卵防止や水分調整、さらに炭素の供給源としていろいろと役に立ちます。リサイクルに出しにくいクレジットカードの明細などを使うといいでしょう。

なんでもミミズで処理しようと思わずに、リサイクルできる物はリサイクルへ。


夏場はミミズコンポストの中の温度が30度を越えないようにしてください。6月下旬から7月上旬あたりでも気温の高い日には蒸して高温になり、ミミズが溶けてしまった・・・なんてことがあります。

蓋を外して代わりに網をかぶせてもいいですし、すだれを掛けて直射日光を遮るのも効果的です。ただし雨が入らないようにしてください。

2007年9月4日火曜日

ともかく始めてみよう~

いきなり大きなミミズ箱を作るのはちょっと・・・と言う方は、まずは身近にあるものを使ってお手軽なミミズコンポストを試してみましょう~

500mlのペットボトルを使ったお試し版
(町田ごみフェスタ2007会場にて bennyさん作)

用意するもの


  • 適当な大きさの容器(昆虫飼育ケース,ペットボトルなど)
  • 詰め物(牛糞堆肥,ピートモス,ココナッツ繊維など)
  • ミミズ(りんたろう,熊太郎など)


「りんたろう」でも「熊太郎」でもOK

詰め物を湿らせてから容器の半分くらい入れます.乾きすぎていてもミミズによくないですし,湿りすぎていてもミミズが呼吸できません.軽く握って水がたれないくらいに湿らせておくとちょうどいいです.

ミミズは光が苦手。すぐに潜ってしまいます。

セットアップしたばかりのミミズ箱は,ミミズが落ち着くまでしばらくはそっとしておきましょう.実はミミズは生ゴミだけでなくピートモスや牛糞堆肥も好んで食べるので初めのうちはエサをやってもあまり食べません.

1週間くらい経って,ミミズがなじんできたようであればお茶殻やコーヒーかすなど痛みにくい生ゴミを中心に少量ずつあげてみてください.初めのうちは無理をせず,入れたエサが無くなったら次を入れるという感じで.もしミミズが逃げ出すようであれば何かミミズにとってよくない環境になっているので,湿気が多すぎないか,生ゴミが腐っていないかなどを確認してください.

2~3ヶ月もするとミミズが増えているのが分かると思います.でもペットボトルや観察ケースではこれが限界.次は本格的なミミズ箱造りに挑戦しましょう.

小さいケースですが、1ヶ月も経つとお茶殻なら結構な量を食べてくれるようになります

2007年9月3日月曜日

ミミズコンポストとは

ミミズコンポストとは一言で説明するとシマミミズを使って家庭から出る生ゴミを良質の堆肥を作る方法です。一般に堆肥造りは規模が小さいほど難しくなりますが、ミミズコンポストはミミズを飼うための容器を置くスペースさえあればベランダでも簡単に始めることが出来ます。

ミミズコンポストの仕組み


シマミミズとフトミミズ


ミミズコンポストを始めようと思ってミミズを探しに畑や公園に行って捕まえてきても残念ながら生ゴミは食べてくれません。日本で普通見かけるミミズはフトミミズといって地中に巣穴を掘り、土を有機物とともに飲み込んで畑を耕すのが得意なタイプです。

庭にいるフトミミズはミミズコンポストには向きません

一方ミミズコンポストで使うミミズはシマミミズと呼ばれ、土壌には潜らずに地表に堆積した落ち葉や枯れ草と地面の間に生息し有機物を食べます。堆肥の下など有機物の多い場所を特に好んで生息しています。こういった性質を利用してミミズコンポストとして使います。

生ごみを食べるシマミミズは赤いシマシマが特徴

エサやり


ミミズコンポストとは簡単に説明するとシマミミズにエサをやり、生ゴミを食べてもらうことです。処理できるものはシマミミズが食べることの出来るもの、処理できる量はシマミミズが食べる量ということになります。

シマミミズは一日に体重の半分の量の生ゴミを食べます。典型的な4人家族の家庭から一日に出る生ゴミの量は約700グラムといわれますので、約1.5キロのシマミミズがいれば生ゴミを食べてくれる計算になります。

1.5キロのシマミミズは約3000匹。シマミミズ500グラムで4000円ほどしますので1.5キロともなると結構な出費です。でも大丈夫、シマミミズは条件さえよければ1年で10~30倍以上に数を増やします。でも生活環境に合わせて自分で個体数を調節するので増えすぎて困ると言うことはありません。というよりもある程度増えてくると、実際にそれ以上増やすのは困難です。まずは1000匹(500g)くらいから始めるのがいいでしょう。

ミミズコンポストの収穫


ミミズコンポストを始めて数ヶ月から半年もすると容器の中にミミズの糞がたまってきます。慣れるまでは見分け方が難しいですが、小さな粒状の土のような物質が増えてきたらいよいよ収穫です。

ミミズの糞は実は最高級の肥料であり土壌改良材の一つです。人工的に合成された化学肥料には及びませんが、窒素・リン・カリがバランスよく含まれ(与えるエサに依存します)、また多くの微生物を含んでいて、植物の栄養を提供するだけでなく、土壌の団粒化などを促進する効果があります。

収穫したミミズコンポストは他の堆肥のように熟成させる必要が無く、緩効性の肥料としてすぐに植物に与えることが出来ます。成分はエサや水分量によっても異なりますが1-1-1程度(数字は重量に対して肥料・堆肥成分が何%含まれているか)なので、土に混ぜるときは8-8-8配合肥料の規定量の8~10倍位の量を大胆に与えます。元肥として土の10分の1くらい混ぜ込んだり、マルチング材として使うのもいいです。

2007年9月2日日曜日

私、ミミズ飼ってます!?

今でもそうですが、他人に「ミミズを飼ってます」とはなかなか言えないもの。よほど相手のことを理解した上でなければ早々話を切り出せるものではありません。そもそも家庭での生ゴミ処理というものがこれだけ話題になるようになっているわりには、「生ゴミ処理をやっています」と自ら名乗り出る人はまだまだ少数派です。いわんや「ミミズ」をや・・・!?

ミミズコンポストは環境のため?


家庭の生ゴミ処理をやっていると、時々「環境問題に関心がお強いんですね」と言われることがあります。そういうときははっきりと言います。「趣味です」と。

生ゴミ処理を始めた当初はやはり環境意識が強かったです。でも意識だけでは長期間続くことは出来ないでしょう。おそらく途中で止めてしまうと思います。ではなぜ続いているのかというと「おもしろいんです!」。微生物などの土壌生物が生ゴミを分解していくだけのことなのですが、堆肥を作る箱がまるで生き物のように思えて来るのです。

そして、堆肥箱に入れた生ゴミが消えていく不思議さにびっくりしていた頃、シドニーオリンピックの会場で出る生ゴミを数十万匹のミミズに食べさせているというニュースに出会ったのでした。「ミミズが生ゴミを食べるって?」

手作りミミズ箱


ミミズコンポスト。始めるためには敷居が高いようにも思えますが、意外と身の回りのものを利用すれば簡単に始めることが出来ます。スーパーや魚屋さんで無料でもらえる発泡スチロールの容器、ホームセンターで売っている衣装ケースなどなど。ある程度の容積がある容器であれば何でも使えます。ミミズが「快適!」と思っているかは分かりませんが、逃げ出さないところを見ると、そう悪いものでもないのかもしれません。

残念ながら庭や畑にいるミミズでは生ゴミを食べてくれません。シマミミズといって有機物を食べるのが好きなミミズがいて、この家庭の生ゴミを食べてくれるミミズを手に入れなければなりません。釣具店で売られている「りんたろう」や「熊太郎」というミミズがシマミミズです。試してみる程度であれば、数百円の出費から始めることが出来ます。

ミミズコンポストを始めよう


ミミズははじめはその姿もあって取っつきにくいかもしれません。でも生ゴミをエサに爆発的に増殖して、家庭の生ゴミを食べ尽くしてくれます。ミミズも生き物ですから、生ゴミを入れて放っておくのではなくほんのちょっとだけ気を遣ってあげましょう。そうするとそのうちに「生ゴミ」を「ゴミ」なんて呼ばなくなりますよ。

あなたもミミズコンポストを始めてみませんか?

2007年9月1日土曜日

ミミズ御殿日記へようこそ

環境問題がニュースにならない日はないくらいに地球規模の環境破壊というものが様々なメディアで取り上げられています。でもそんなにスケールの大きな話をしても実感がわかないのは自然なことだと思います。しかし、このサイトを訪れたあなたはきっかけは何であれ、何かしら環境というものに関心があるのではないでしょうか?個人では何も出来ないなどとはいわずに、まずは身の丈から出来ることを始めて見てはいかがでしょう?

ミミズコンポストという言い方も何か素っ気ないので、このサイトではミミズ御殿と呼ぶことにしましょう。下の写真はミミズコンポストの一例です。2x4材を使って作った底のない不思議なミミズコンポストです。蓋を開けて、生ごみを入れ、ミミズが食べ、そしてミミズの糞を底から掻き出して収穫します。下から掻き出してかさが減ると、また生ごみを入れるスペースが出来るというスグレモノ。誰が考えたのか知らないですが、とても便利なミミズ御殿です。


では、実際にミミズコンポストをはじめて見ましょう。